本書は、小澤みゆき個人が発行・編集しているインディペンデントな文芸誌です。テーマは『大恋愛』。
海外文学を軸足としながら、創作、随筆、評論と様々な角度から「愛」について考えるという内容です。
さまざまなテキストを通して、わたしたちのそばにある愛を、改めて見つめるきっかけになれば、うれしいです。
海響舎 主宰・小澤みゆき
本書はISBNとバーコード記載に不備があり、発売を遅らせております。
しかし一部の書店さまでは、本文内容に不備はなく、本もすでに発送済みということも鑑み、19日ごろより各お店の判断にてご販売・ご購入いただけます。
何卒ご了承くださいませ。
とある作家によせて、作品をよせていただきました。
「ひとひら」永山源(短歌)
「ストリング・カルテット」小澤みゆき(掌編小説)
恋愛をテーマに、さまざまな切り口で短篇小説を書き下ろしていただきました。
「古風な恋の物語」甘木零
「けだもの」太田知也
「夏の冒険」花大猫
「もどれない針」小澤みゆき
「プレゼンス・アブセンス」木花なおこ
「大恋愛」櫻木みわ
「血管腫」汐入憂希
「暮れ惑う秋」谷田七重
「火星の囁き」水原涼
主に海外の女性作家を紹介する特集です。
小澤みゆきによる、13名の女性作家の(恋愛)小説の紹介文と、匿名の13名の恋愛エッセイが対になっている、という構成です。
海外作家と、現代を生きる〈わたしたち〉の恋愛観が響き合う内容になっています。
「アン・ブロンテ」/「いつか大恋愛とよばれる日々について」
「ジーン・リース」/「大恋愛」
「マーガレット・ミッチェル」/「愛の生産」
「ゼルダ・フィッツジェラルド」/「『ショールの女』」
「ヴァージニア・ウルフ」/「窓」
「ウィラ・キャザー」/「帰り道のこと」
「キャサリン・マンスフィールド」/「葡萄の残り香」
「ルイーザ・メイ・オルコット」/「待ち望んだ瞬間の」
「カーソン・マッカラーズ」/「いつかのチケット」
「アンナ・カヴァン」/「無題」
「ヴィルヌーヴ夫人」/「ファントムペイン」
「ルシア・ベルリン」/「矛盾する」
「アンネ・フランク」/「恋は盲目」
愛を切り口に、さまざまな文章を書き下ろしていただきました。
「おれだってラヴソングは人並みに聴いてきた(四つのラヴソングとそのかんたんな解題)」imdkm
「デンマークのテレビ番組と作家トーヴェ・ディトレウセンの結婚生活」枇谷玲子
「海辺の歌と恋」雪田倫代
「芽吹くことなく死んでいく恋の種」李琴峰
「恋愛できない上方落語」神野龍一
「花は視線に復讐するーーIZ*ONEのカムバックに寄せて 」松本友也
「誰が「百合」を書き、読むのか」レロ/中村香住
「積読入門」根井啓
「延命するフェアリーテイル――実写映画『美女と野獣』における女性像」小澤みゆき
書名:『海響一号 大恋愛』
企画・編集・本文デザイン:小澤みゆき
装画:英千春
発行日:2020年6月末〜7月頭 第一版発行予定 ※諸事情により販売を延期いたしました。ですが、一部店舗ではお求め頂ける場合もございます。
発行者:小澤みゆき(海響舎)
判型:A5
価格(紙版):1,500円+税
価格(ダウンロードPDF版):1,400円+税
ページ数:140ページ
ISBN 978-4-9911377-0-9
技術協力:ぱいな情報開発
ウェブサイト:https://kaikyosha.net/01/
連絡先:info[at]kaikyosha.net
紙の本とPDF販売を予定しています。下記フォームよりメールアドレスをご登録いただくと、販売開始の際にお知らせ差し上げます。
『海響』は、小澤みゆき個人の発行物です。そのため赤字にならないラインギリギリで制作を行っています。
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海響舎
2016年より小澤みゆきが文芸サークルとして開始。2019年より名称を海響舎(かいきょうしゃ)に変更。
過去作に短編創作集『マイ幽玄』(2016年発表)、『かわいいウルフ』、『海響0号 情報技術』(2019年発表)。